60代で突然の小麦アレルギー
美舞千歌(みませんか)です。
最近、食物アレルギー対策の食品が増えてますよね。
コマーシャルにもよく出ていて、企業の方が商品開発に
日々努力してくださっているのがよく分かります。
本当にありがたいです。
実は千歌ママは、60代で小麦アレルギーを発症しました。
ある日のこと、ママから電話が。
ママ「千歌、今ママ、救急車」
千歌「えっ? なんで?」
ママ「病院に向かっているの」
誰かの付き添い? 本人なら電話してこないよね。
ん? でも、なんか声が変。
アナフィラキシーショック
ママ「ごはん食べてたら… 突然息が出来なくなって…
なんかおかしいから救急車呼んだの。」
どうやら苦しい息の中、救急車を呼んだようなのです。
実家は車で2分もかからないところに消防署があり、
電話をしている間に救急車が到着してくれました。
それが功を奏しました。
救急隊員が実家に到着し、全身に発疹を確認。
のどの内側にも腫れがあり、気管を圧迫していて呼吸困難に陥りました。
救急隊員の方は、すぐさま近くの総合病院に連絡をしてくださいました。
何かの原因で起こるアナフィラキシーショックだと判断されたのです。
アレルギー症状が出ている場合はママのかかりつけの遠方にいるお医者様よりも
近くのお医者様のほうが症状をより的確に判断して頂けるとのことでした。
アレルギー症状の難しいところは、その場で起こった症状が保たれた状態で
診断してもらえれる可能性が決して大きくないという点です。
発疹も30分も経つと落ち着いてしまうこともあります。
ママも救急車を呼ぶ時が最高に具合の悪い時で、そのあと落ち着いてきたので
千歌に電話が出来ました。
点滴を打ってもらい、アレルギー検査をしたところ、小麦アレルギーという診断でした。
突然の呼吸困難は、小麦アレルギーによるアナフィラキシーショックでした。
お医者様も驚きです。
食物アレルギーは子供によくある症例で、いい加減の大人、
まして60代の大人が発症するのは非常に珍しいと言うことでした。
小麦アレルギーとの戦い
高齢ということで治療法も明言されにくく、というか出来れば小麦を食べないで過ごしたら?
という提案が多かったのです。
高齢だから体に無理をさせない方法を取ったらどうですか?と。
食物アレルギーを治療するには、しばらくの間、原因となった食材を食べず、
入院をして少しずつその食材を食べて体を慣らしていく方法が一般的なのだそうです。
特に子供には、この方法で治療していくことが良いそうです。
ただ、ママは高齢なので、体を慣らしていく間に、
またアナフィラキシーショックが起こったら命の保証はないということでした。
ママは、その日、うどんを自分で茹でて食べてました。
今まで、ずっと食べていて、なんともなかったうどんです。
ママは、パンも好きですし、ビールもパスタも大好きです。
皆さんご存じですか? 小麦っていろいろなところに使われているんです。
一番の驚きは、しょうゆです。
和食なら大丈夫って思っていたのに、それもだめなのかと。。。
ママの落ち込みは相当なものでした。
当時、大人の小麦アレルギーを診療してくれる機関は日本全国に3件だけでした。
入院したからと言って完治する保証はないとも言われました。
ママを命の危険にさらしてまで、入院させて結局治らなかったら?
下手したら死んじゃうかも。
なんとかしなくちゃ!
ここからです。
千歌と千歌ママの小麦アレルギーとの戦いが始まりました。